ショッピングセンターに行っただけの僕が人生を語るなんて
尾崎豊は盗んだバイクで走った。
行先もわからないまま。
ザブルーハーツは、トレインで走っていった。
どこまでも。
そして僕は、ホンダのヴェゼルで走った。
近所のショッピングセンターまで。
そう、大切なのは行先じゃない。
走り出すことだ。
現実はいつだって平凡だ。
その景色を変えるには、進むこと。
とにかくどこだっていい。
むしろ、わかってなくてもいい。
尾崎は行先はわからないと自覚していた。
ブルーハーツもぶっちゃけよくわかっていなかったはずだ。
ロックだからわからないとは言えなかったんだろう。
かく言う僕は行先はわかってるし、制限速度も守るし、誰の迷惑もかけず行き先までたどり着いた。
そんな自分の生き様を否定する理由がどこにある?
胸張って生きろよ。
自分らしく。